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福岡市弁護士甲能ホーム日記インデックス2008.8.3(日):赤塚不二夫先生ご逝去

日記インデックス

2008.8.24(日)

ノーネクタイについて

今年の夏は特に男性ビジネスマンのノーネクタイが昨年より増えた様な気がする。2,3年前から「クール・ビズ」なる名称で男性の夏の軽装特にノーネクタイが推奨されるようになった。言いだしっぺは中央政界で、省エネのため冷房温度を1,2度上げよう、そのためには男性が軽装をすれば良いとのことで、閣議がノーネクタイで行なわれるニュース等が流され、段々普及して行った。

私は、この流れに与しない。一番の理由は言いだしっぺの連中が大嫌いだからである。誰がお前達の音頭で踊るものかという気分。もう一つは冷房温度は以前より1,2度上げてもらって平気だし平気であるべきだと思う。そもそもが冷やし過ぎだったのだから。

それから、私はお洒落を気取るには余りにダサいオッサンだが、それでもそれなりに気を配っており、そういうときにネクタイは極めて重宝な武器なのだ。

ビジネスの世界ではピンクやイエローのスーツを着る業界は余り無いと思う(芸能界とかファッションの世界でもそんなに無いのではないか)。で、スーツ自体はいわゆる定番のダークスーツになる。そうなると、いかに違いを出すかと言えば、胸元しかないのである。すなわちYシャツの色柄とネクタイの色柄とその組み合わせ。

スーツがダークブルーのピンストライプとしようか。いかにもありふれたビジネススーツである。しかし、Yシャツは色も柄も色々選べる。定番の白から出発して、薄いブルー濃いブルー、薄いピンク(レッドはちょっとね)、イエロー、グレー、カーキ色、柄もストライプ、チェック、ストライブも細いもの太いもの、とにかく様々である。これにネクタイを入れれば組み合わせは千変万化。薄いブルーのシャツに濃紺のネクタイ、或いは紺を含むレジメンタルタイ逆に真紅のネクタイも考えられる。

こういう組み合わせをTPOについて考える。今日の裁判は担当裁判官が女性だから派手目、男性だから地味目、裁判内容が和解含みなので余りとげとげしくならないように、等と一応は考えるのだ。

で、ノーネクタイだとどうなるか。組み合わせの数が半減どころが3分の1位まで減るのではなかろうか。手持ちの武器が激減するのだ(ま、ファッションで裁判が有利になるかといわれると余り自信はないが)。

ビシッとした仕立てのビジネススーツにノーネクタイはどうしても私は似合わないと思う。そうなると、相当ビシッとしたシャツを着て胸元辺りに何か工夫がいる様な気がする。例えばボタンダウンはありふれているから、裏返した襟から何か渋い模様がみえるとか。でも、ネクタイ1本買うよりかえって金がかかるのではないかしら。

で、私は暑くてもネクタイを締めて通す。ノーネクタイはノー。ただ、問題は私が様になっているかだが。


2008.8.3(日)

赤塚不二夫先生ご逝去

赤塚先生がお亡くなりになったそうである。何年か前から意識不明と聞いていたが、とうとう時が来たかという感じである。

ご承知の通り、我々の年代のギャグマンガといえば、「おそ松君」「天才バカボン」はじめ、赤塚先生が第一人者だった。大流行語となったイヤミの「シェー」は日常生活で何度使ったことか全くわからない。赤塚ギャグに全共闘世代の思想性を被せる行き方は私には乗れないが、少なくとも時代の息吹を共有していたのは間違いないだろう。それを敢えて思想性とまで呼ぶ必要はない気がする。

少なくともマスコミを通じて得られる赤塚先生は、「面白い」ことが人生の第一であって、その人生の過程でタレントのタモリさんと会ったり、ジャズピアノの・・・さん(名前を度忘れした)などと会ったりしながら、生きて来られたのだと聞いている。そして、手には必ずグラスを持っておられて、一時はアルコール中毒の治療まで受けられたとまで伺っている。

しかし、ご冥福という言葉があるが、現世で好きなだけのことをして来られたのであれば、「ご冥福」も何もあったもものではないので、「ふぅー、楽しかったでしょう。もう寝る時間ですよ」と言った感じかなと思う。