最近バカみたいにテレビを見ている。主に見るのはニュースとスポーツ中継で、先日はテニスの錦織選手の深夜中継を見てしまった。
だが、長年の習慣からか何と言っても見てしまうのがプロ野球。そして、私は福岡市民としてご多聞にもれずホークスファンなのだ。日本一バンザイ!!
今年は、オリックスの猛追を受けながら最終戦でリーグ優勝を決めた試合、日ハムと死闘を演じた南北決戦クライマックスシリーズ6試合、阪神に1勝しか許さなかった日本シリーズ5試合、全試合見てしまった(残念ながらドーム球場には行けず全てテレビ観戦だが)。
私は他球団が天塩にかけて育てた良い選手を金に飽かせてかき集める球団というのが大嫌いなので、ホークスがソフトバンクになってからの傾向というのは、ファンでありながらも苦々しく見ていた(尤もファンをやめるまではない)。
しかし、ホークス生え抜きの良い選手が育って来たのだ。
今宮選手・松田選手もいいのだが、私がイチ推しなのは何と言っても柳田選手である。打率3割1分7厘、本塁打15本、盗塁33個、オールスターMVP、ゴールデンクラブ賞、ベストナイン、日米野球MVP、という堂々たる成績もさることながら、私から見て、柳田選手はスターになる可能性が十分あると思う。福岡では既にスターだが、全国区のスターにもなりかけている筈だ。打率などどんなに野球がうまくても、華がないとスターにはなれない。その点、柳田選手はルックスも良いし(まるで女性ファンだな)、ここぞというときに打つし、守備でもファインプレーを見せる。そして、とにかく全打席フルスイングなのが良い。実に爽やかである。
広島出身の柳田選手は熱烈なカープファンだそうで、FAとかでカープに行ってしまいそうな危惧があるが、そうはさせじ、野球人生をホークスで全うして貰いたい。
秋山監督に有終の美を飾らせて送り出したホークスは、工藤新監督のもと、柳田選手が3割、30盗塁、ホームラン30本のトリプルスリーを達成して、また連覇するだろう。
きっと来シーズンもテレビに釘付けに違いない。
先日、京都で弁護士をしておられる大学の先輩から、突然メールを頂いた。1年半ホームページを更新していないが元気にしているか、という内容のメールである。この先輩とは大学卒業後約30年ぶりの音信で大変ビックリし、と同時に非常に恐縮した。僕の近況をこのホームページでしか知り得ない方々にとって、更新のない期間が1年半におよべば確かに甲能は大丈夫かという心配をなさるのも御もっともである。
そんな簡単なことにも気づかずに更新をサボリまくっていた己の不明を恥じ、ご心配いただいた方々に改めてお詫びを申し上げる。お蔭様で、僕は元気です。
なぜ1年半以上もホームページの更新をサボっていたかというと、何となくホームページの更新に伴う楽しみと義務感のうち、後者が勝ってくるようになったのが大きい。
お読みいただければお判りのように、僕のホームページのメインは「書評」である。そして、無趣味の僕の趣味は濫読である。読んだ本の中から面白かった本の内容を、書「評」というほど格調高くなくても読書感想文的に気楽に書いて楽しんでいたのだが、アクセス数が予想外に多くて(この間9年で延べ100万人を超えた)、そうなると、読者の期待に応えなければと肩に力が入り出した。弁護士会の飲み会でも先輩から「君のホームページは(広告として成功しているかは別として)中々面白い」等と言われたり弁護士会の会報に書評の原稿を依頼されたりするので、いい気になってやっていた。と、そのうち、段々よいものを書かなければと思うようになった。そして、そのためには沢山よい本を読まなければ、と、趣味だった筈の濫読に義務感が混じり出し、いつしか義務感の方が勝ってきて濫読の楽しみが減じて来てしまった。これでは長続きはしなくなる。
いつしかホームページ更新頻度が間延びし、ついには1年以上ほったらかし、という結果になってしまった。これでは、色んな意味でよくない。
今後は、最初の頃の頻度ではないにしても、出来るだけ更新することにする。また、書評中心から、若干、趣を変えようと思う。どういう方向性を打ち出すか未定だが、乞うご期待。